単語を覚える際には、必ず視覚化して心の中にイメージをうかべるようにします。
英文を読んでいて rhinoceros という単語をみて、辞書を引くと「サイ」ということがわかったとします。この関係は以下の図のBの繋がりで表されます。
では、日本語で、以下の文章を読んでください。
「そのサイは人を見ても恐れずに近寄ってきた。」
頭の中にはサイが近寄ってくるイメージが浮かぶはずです。これは上の図のAの繋がりで示されます。これと同様に、英語の単語が使えるようになるのには、”rhinoceros” という単語を目にした時にサイのイメージが浮かべられる、あるいはサイの写真、イラストを見た時には”rhinoceros” という単語が浮かぶことが必要です。これは図のCの繋がりで示されます。
しかし残念ながら、「rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, …」と1万回書いたり、声に出して繰り返しても、Bの繋がりを強化するだけで、Cの繋がりは形成されません。これが英語を話せるようにならない一因です。
新しい単語を覚える時には、必ず心の中で視覚化し、イメージと英単語を結び付けるようにしてください。逆に言えば、単語を見てイメージが浮かばない場合は、その単語の意味を理解していないということになります。