目標を高く持つ – 自分が日本語で言えることは、全て英語でも言えるようになる

英語学習においては、最終的な目標を高く設定することが重要です。目標を「少し話せればいい」と低く設定してしまうと、上達の機会を逃してしまいます。 最適な目標は、「自分が日本語で言えることは、全て英語でも言えるようになること」です。 例えば、友人の女性が次のような話をしている場面を想像してみてください。 「昨日、父がお腹が痛いと言い出し、結局救急車を呼んで病院へ行ったんの。そしたら、盲腸炎で緊急手術をすることになったの。手術は成功して、週末には退院できるから、本当にほっとしてるわ。」 この話を英語で表現すると、以下のようになります。 “Last night, my dad started complaining about stomach pain, so we ended up calling an ambulance and took him to the hospital. It turned out…

辞書はいつもすぐそばに置く

辞書は、以下の種類が必要です。 それに加えて、携帯用の英和・和英小型辞典、または電子辞書、上級者の場合は英英辞典を、外出時に常に持ち歩くように心がけましょう。 最も重要なのは、英和辞典と和英辞典を、自分が座っている位置から動かなくても手に取れる場所に常に置いておくことです。もし自宅で普段、机の前に座っていて、本棚が手の届かない距離にある場合、立ち上がってそこまで行かなければならないと、疲れている時などには、わからない単語を調べるのが面倒になりがちです。手の届く距離にあれば、どれだけ疲れていても、辞書を引くのが億劫になることが少なくなります。その結果、長期的に見て単語を調べる回数が増え、英語力の向上につながります。

英語の単語は視覚化する

単語を覚える際には、必ず視覚化して心の中にイメージをうかべるようにします。 英文を読んでいて rhinoceros という単語をみて、辞書を引くと「サイ」ということがわかったとします。この関係は以下の図のBの繋がりで表されます。 では、日本語で、以下の文章を読んでください。 「そのサイは人を見ても恐れずに近寄ってきた。」 頭の中にはサイが近寄ってくるイメージが浮かぶはずです。これは上の図のAの繋がりで示されます。これと同様に、英語の単語が使えるようになるのには、”rhinoceros” という単語を目にした時にサイのイメージが浮かべられる、あるいはサイの写真、イラストを見た時には”rhinoceros” という単語が浮かぶことが必要です。これは図のCの繋がりで示されます。 しかし残念ながら、「rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, …」と1万回書いたり、声に出して繰り返しても、Bの繋がりを強化するだけで、Cの繋がりは形成されません。これが英語を話せるようにならない一因です。 新しい単語を覚える時には、必ず心の中で視覚化し、イメージと英単語を結び付けるようにしてください。逆に言えば、単語を見てイメージが浮かばない場合は、その単語の意味を理解していないということになります。