内容が日本語で読んでもわからないような英文は避ける

学ぶために読む英文を選ぶ場合、もし日本語で書いてあったとしても理解するのが難しいような内容だったり、あるいはおもしろくないような英文は避けたほうがいいでしょう。英語で読むだけで大変なのに、内容の理解が困難であれば、さらに負担が大きくなり、読みたいという気持ちが削がれてしまいます。哲学が好きじゃない場合、哲学の話を読んでもチンプンカンプンかもしれませんし、子供の童話に興味がない場合は、簡単だからといって子供向けに書かれた話を読まされても、話自体にまったく興味がわかないかもしれません。その代わりに自分が興味がある分野の英語でできれば短い文章を探して読むようにしましょう。例えば野球が好きな人は短い野球の記事を定期的に読むようにしてもいいし、音楽が好きな人はSNSで好きなアーティストをフォローして、投稿された記事を読む癖をつけてもいいでしょう。

英語は単語だけではなく出来る限り文で覚える

「今日は大雨だった。」というのを英語でなんと言うかわかりますか? もし、英語を始めたばかりの人であれば、 “Today is big rain.” だと言うかもしれません。残念なことにこれは間違った表現ですが、正解は一つだけではなく、いろいろあります。 のどれでも正解になります。いずれの言い方をするにせよ、ただ、雨がrain と覚えたのでは、必要な時に正しい英語の文を表現することができません。新しい単語に出会ったときは、単語だけでなく、文をまるごと覚えれば、文の中で一緒に使われるべき言葉も一緒に覚えることができます。英語が話せるようになると、相手が言っていることを聞いて、相手が言う次の言葉を自動的に予測することができるようになるのですが、これが将来できるようになるためにも、文で覚える癖をつけるのはとても重要です。

毎日英語のニュースに触れる習慣をつける

もうずっと昔の話になりますが、日本で英語を勉強している時はThe Japan Times を購読していました。もちろん当時は英語力がなかったので、すべての記事を読むことはとても不可能でしたが、毎日英語に触れるために、まず日本語の新聞を読んで、現在話題になっているニュースの内容を理解してから、それに対応する英文の記事を探して少しでも読むことを心がけていました。何が書いてあるのか全くわからない内容を英文を読むのと内容がわかっている英文を読むのでは精神的な負担が全くことなります。内容がわかっている場合には、辞書を引かなくても英語の意味を内容から推測することができる場合もあり、単語力を増やすのにとても役立ちます。今は新聞を購読しなくても、毎日インターネットでニュースを英語で読むことができるので、好きなニュースのウェブサイトを見つけてブックマークを登録するか、あるいはホームページに設定して、毎日かならず一度はアクセスする習慣をつけることをお勧めします。

携帯電話と電子辞書のどちらがいい?

発音の確認や、外出時に持ち歩く辞書として、紙の辞書を使わない場合、携帯アプリと電子辞書のどちらがいいでしょうか。私は電子辞書を勧めます。理由は、その理由は、単語を調べる際に余計な手間がかからない点にあります。携帯を使う場合、以下のような余分な時間がかかることがあります。 これらの時間は短いと思われるかもしれませんが、一日中、かなりの回数で辞書を引くということを考えると、このステップが邪魔に思えて、辞書を引くのが億劫になることがあります。 私が英語を勉強していた時は、電子辞書は一般的ではなく、その後、アメリカに来てから韓国語の学習用に英和、和英、英英辞典も搭載しているカシオのEX-word XD-Y7600を買いましたが、辞書を引きたいと思ってから、辞書を手にとって実際に訳が表示されるまでの時間が短いのに感動しました。また電池で動くため、充電時に充電コードをつないでおくために使いにくいこともなく、その面でもとても便利です。

辞書で引いた単語にはかならずマークを付ける

辞書でわからない単語を調べた際には、赤いペンまたは蛍光ペンでマークすることをお勧めします。単語を一度引いただけで覚えることは難しいため、この方法は以下の点で有効です。 本に書き込むことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、自分で購入した本であれば、必要な書き込みを行い、内容を徹底的に吸収することが重要です。辞書を一種のノートとみなし、引いた単語にマークをつけるだけではなく、記憶を助けるためのメモや覚えたい例文も積極的に書き加えましょう。

目標を高く持つ – 自分が日本語で言えることは、全て英語でも言えるようになる

英語学習においては、最終的な目標を高く設定することが重要です。目標を「少し話せればいい」と低く設定してしまうと、上達の機会を逃してしまいます。 最適な目標は、「自分が日本語で言えることは、全て英語でも言えるようになること」です。 例えば、友人の女性が次のような話をしている場面を想像してみてください。 「昨日、父がお腹が痛いと言い出し、結局救急車を呼んで病院へ行ったんの。そしたら、盲腸炎で緊急手術をすることになったの。手術は成功して、週末には退院できるから、本当にほっとしてるわ。」 この話を英語で表現すると、以下のようになります。 “Last night, my dad started complaining about stomach pain, so we ended up calling an ambulance and took him to the hospital. It turned out…

辞書はいつもすぐそばに置く

辞書は、以下の種類が必要です。 それに加えて、携帯用の英和・和英小型辞典、または電子辞書、上級者の場合は英英辞典を、外出時に常に持ち歩くように心がけましょう。 最も重要なのは、英和辞典と和英辞典を、自分が座っている位置から動かなくても手に取れる場所に常に置いておくことです。もし自宅で普段、机の前に座っていて、本棚が手の届かない距離にある場合、立ち上がってそこまで行かなければならないと、疲れている時などには、わからない単語を調べるのが面倒になりがちです。手の届く距離にあれば、どれだけ疲れていても、辞書を引くのが億劫になることが少なくなります。その結果、長期的に見て単語を調べる回数が増え、英語力の向上につながります。

英語の単語は視覚化する

単語を覚える際には、必ず視覚化して心の中にイメージをうかべるようにします。 英文を読んでいて rhinoceros という単語をみて、辞書を引くと「サイ」ということがわかったとします。この関係は以下の図のBの繋がりで表されます。 では、日本語で、以下の文章を読んでください。 「そのサイは人を見ても恐れずに近寄ってきた。」 頭の中にはサイが近寄ってくるイメージが浮かぶはずです。これは上の図のAの繋がりで示されます。これと同様に、英語の単語が使えるようになるのには、”rhinoceros” という単語を目にした時にサイのイメージが浮かべられる、あるいはサイの写真、イラストを見た時には”rhinoceros” という単語が浮かぶことが必要です。これは図のCの繋がりで示されます。 しかし残念ながら、「rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, rhinoceros サイ, …」と1万回書いたり、声に出して繰り返しても、Bの繋がりを強化するだけで、Cの繋がりは形成されません。これが英語を話せるようにならない一因です。 新しい単語を覚える時には、必ず心の中で視覚化し、イメージと英単語を結び付けるようにしてください。逆に言えば、単語を見てイメージが浮かばない場合は、その単語の意味を理解していないということになります。